昨年末の「流行語大賞」の授賞式に「日本死ね!」というとても汚い言葉の受賞にブログに書いた本人でもないのに喜々として登場した議員に昨日「不倫ばれた,日本死ね」となかなか的確なツイートをされた作家、鋼のメンタル百田尚樹さんの「戦争と平和」という本について書いてみます。
とこの本を貸してくれました。
そのあと「三男」をトム・ハンクスが救出しに行く「プライベート・ライアン」の話で「日本人なら、犠牲を払ってまでこんなことせんわな」と。
その友達が貸してくれたのが百田尚樹さんの「戦争と平和」。
結論から言うと現在最も具体的で合理的な「反戦」の本です。
前半は、日本の戦争の仕方。
要は「日本人は戦争に向いていない民族」ということを数々の悲惨な例を基に解説しています。
徴兵にしても「変な平等」で、兵器を作る熟練職人を戦地へ送り出してしまい、作業に不慣れな素人で兵器を作るもんだから品質が落ちる一方だったとか。
先のインパール作戦、ソロモン海戦とか、あの栗田艦隊のUターンとか僕が子供の頃から「なんでやねん」と思っていたことがとにかく大変無責任に行われたと解説されています。
「敵弾が当たったらどうする」の答えが「当たらないようにしたらいい」ですからむちゃくちゃです。
外国に損害を与えたことについては一応、東京裁判で対外的なカタはつけたけど「自国民に多大なる損害を与えた」ことについては一切責任を取らなかったし取らせなかったということです。
これは、たぶん今でも変わらない。
つい先日、イージス艦の相次ぐ事故の責任を取らせ、即、艦隊司令官を更迭したアメリカはやっぱり偉いと思いますね。
中判は大変珍しい著者による「永遠の0(ゼロ)」の解説。
これがすごく面白くて、世の中、これを「戦争賛美の小説だ」と言ってるヤツがいるらしい。
また「読まずに」批判しているヤツもいるらしい。
なんか日本ってむちゃくちゃになりつつある気がする。
小学生でもこんなことは思いつきもしないだろうと思うことが数々起こっている訳です。
「日本語、ワカリマスカ・・・」とか。
けど、バカほど声は大きいものなので要注意ですね。
後半は「憲法9条のあり方」です。
これがなかなか面白い。
・・・続く。