暑い、暑すぎて仕事する気がおきない。
次の現場が始まるまでに図面書いたり見積もりしたりとすることはいっぱいあるのにね~。
帰ってシャワー浴びてクーラーの利いた薄暗い部屋で寝たらどんなに気持ちいいでしょう・・・。
さて、そんな中「工務店の選び方③・・・設計編」です。
紙と鉛筆があればできるという割とイージーな職種ですね。
これで選ぶのはなかなか難しく「運だのみ」「D難度」といっても過言ではございません。
僕も長らくやっていたのですが年間50棟以上建てている〇〇ホーム、〇〇住宅とかいう中~大手ビルダー、ハウスメーカーには「設計マニュアル」というものが存在し、誰が設計しても同じというか(違ってくると困るので)「注文住宅」と言えどだいたい似たり寄ったりになります。
まあ、外壁とか屋根の「色」が違うだけで結構違って見えるんですけどね。
ガレージハウスとか主婦に大人気の可愛い系など、ちょっと変わったことをすると高めに設定された「オプション価格」を上乗せしてくるので最終的には結構高くつくかなあ~。
だから、対コストで考えると本当にこだわりのプランをご希望の方にはあまり向かないと思います。
前述のように「お金」があれば話は変わる訳ですが、だいたい営業が家を膨らませようとするためにバランスの悪い「変な家」になる可能性も大きい。
時々見かける無味乾燥のただ大きなだけの家とか第1回に書いた納屋みたいな家は、こういう営業のミスリードの結果とみてほぼ間違いない・・・と思います。
ここの設計なんて法規、法律をクリアするだけの存在なので出る幕無いわけです。
たいていモデルハウスがあるので図面も意匠的な物は実質5枚くらいで終わったりしますね。
次は、その下のグループなんですが、これが玉石混交なんですな。
街を走って見かける家の7割くらいがこれ。
カラーベストを葺いてサイディングを貼って一丁あがりから、凝りに凝ったのまでいろいろですね。
ただ、これは人に聞いた話ですが一人の設計者がまあ真面目にやってこなせるのは年間6棟くらいまでというところです。
僕もだいたいこれが正解だと思います。
だから割と変わったものをご希望ならちゃんと建築士がいて、かつヒマそうなところを当たるのもいいかも知れませんね。
それと何より大事なのは「相性」です。
これは会社でもあるし個人でもあるんですが。
プロ的にいくらいい図面を書いてもお客さんが納得しなければただの落書きと同じですからね。
これはめぐり合わせというか運と言うか、何とも言えません。
設計と直にお話をすることをお勧めしますが西野カナちゃんの曲と同じで、そんなにいきなりはわかりませんよね。
だいたいインハウスの設計はとにかくいつも忙しいので図面も5枚くらいから12~5枚もあれば多い方かな。
まあ模型でも作るくらいの熱意があればいいものが出来る・・・かな?。
そして「お金があれば」⇒設計事務所の出番です。
だいたい「先生」なので図面でも25枚~50枚近く書いてくれます。
ただ「住宅」は手間がかかる割に儲からないので敬遠する先生も多くいらっしゃいます。
それと要注意なのは「若いヤツ」でこれはお客さんのお金で自分の「作品」を建てようとするのでタチが悪い。
親戚などで「こいつを育ててやろう」という奇特な方、向けでしょうか。
今までの経験だと白とか黒のシャツを着て髭をはやした「いかにも」という人よりは「普通のおじさん」みたいな人の方が仕事は出来ますね。
・・・ということで書いてみたものの「設計」で選ぶのはやっぱり難しいですね。
次は「全体の雰囲気」です