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徳島県牟岐「鬼が岩温泉」跡。
2019-09-17
15日の日曜日の話。
天気もいいのでいつもの友達と「どっか行こうぜ」という話になり、僕は先週今治に行ったばかりなので「徳島方面がええわ」。
とりあえず日和佐の手前「もみじ川温泉」へ行こうとなった。
(午前9時の高松港で・・・。)
ただナビで見ていたら「ここ行った事あるかも・・・?」ということになりそれならとその近くの温泉を探したら「鬼が岩温泉」というのを見つけたので行ってみることになりました。
←ここね。
高松から遥か南でめっちゃ遠いのだ。
徳島道 板野ICからでも下道で100キロちかく向こう。(下道も何も高速なんて無いからね)
板野ICから降りる予定だったけど、そうすると市内を斜めに横切ることになり時間がかかるので鳴門JCTから南へ走り徳島ICから国道55号線を「浜辺美波ちゃんってかわいいよなあ」とか言いながらひたすら南下する。
徳島市内から小松島、阿南となるんだけどせっかくなので道の駅「公方の郷 なかがわ」の交差点を挟んで反対側の「高市」で恒例の「桃のタルト」を購入。
「ハーフ」を買ったんだけど毎度のことながら「ずっしり」と重い。
最近、どこでも売っているんだけどここのはやっぱりとびぬけて美味しい。
常備しているクーラーボックスには徳島のコンビニで買った氷がぎっちり詰まっていてこれから更に走るけど準備はOK!さ。
「美波町」という美しい名前の町の日和佐を過ぎて結構走ったところで道の右て山側に「鬼が岩温泉」
の看板を発見・・・と同時に「閉館中」の看板も。
だけど国道から2キロくらいなので「せっかくなので行ってみよう!」と行ってみました。
青い空、まぶしい緑、まだ鳴いているセミ、そして人っ子一人いない駐車場。
・・・やっぱり閉まってる。
ガックリですな。
やはり「2011年」のガイドブックはまずかったか・・・。
いい大人なんだから事前にスマホで調べるとか電話をかけてみるとかすべきだとチラッと思うけど僕らはそんなことしないのさ。
高校生の頃から遊ぶにしても約束なんかせずに「とりあえず行ってみる」が僕らのポリシーなんだな。
まあ嘆いていても仕方ないので「宍喰の「例のホテル」で昼メシ食おうや」と更に南へ向いて走る。
1時前くらいに「ホテルリビエラ宍喰」のレストランに到着。
去年の春に初めて来た時「こんなとこ2度と来ることないやろな」と思ったもんだけど、これで3度目。
今回は「カツオのタタキ」にしようかと思ったけど友達の「やめとけ」の忠告に従い「海鮮丼」にしてみた。(1,650円)
もちろん大変美味しかったのだけど、中に入っていた「カツオのタタキ」は焼き過ぎで「半分焼カツオ」。
この半島のすぐ向こう側では極めてまっとうなカツオのタタキが食べられることを考えると、高知県境までわずか数キロなのに「文化の違い」を感じざるを得ないね。
天気は極めていいけど太平洋のうねりは大きく波高は3~4mくらいと大きい。
波はものすごい音を立てながら砕け、その飛沫が霧のようになり道路を覆っている。
更に砂を持って行くのか海岸から100mくらいまで海面の色が変わっている。
・・・という道を走っているとフロントガラスがだんだん白くなっていって感じ悪い。
たぶん潮の飛沫なので「塩分」。
バイクもたくさん走ってます。
ほぼ平坦でカーブも少なく太平洋を横に見ながら走るのは気持ち良さそう。
ただ、僕のゼファーは古いので高松からここまで持つかわからないなあ。
来た道は狭く徳島市内で流れが遅くなるのは確実なので「室戸岬」をまわって帰ることにする。
しかし室戸岬はけっこう遠くホテルリビエラ宍喰からさらに40キロ向こう。
室戸岬から20キロくらい手前の「室戸、廃校水族館」。
着いてびっくり。
めちゃくちゃ賑わってる!。
駐車場に入れない車が列を作っているので入るのはあきらめトイレだけ借りて離脱。
そのあと室戸岬直前で右折してショートカットで土佐湾側へ走り引き続き国道55号線、最近出来たバイパス、南国ICを経て高松へ。
総走行距離415キロ。
結局「引き渡しも終わったから温泉でも・・・」という当初の目標は残念ながら達せられなかったけど大変楽しい1日でした。
お引き渡し。
2019-09-13
先日、今年の6月10日から始め9月10日(正確には8月31日)に工事が終わった建物のお引き渡しをしました。
いやあ、めでたいですねえ・・・。
このブログにも何回も書いたけど、とにかく難しい現場で頭とお金 をフルに使った。
何が難しいかと言うとまず築後20年を過ぎた鉄骨造の店舗に「増築」するということ。
建築基準法と消防法のせめぎあいですね。
既存不適格を「今」の基準に合わすのにお金もずいぶんかかりました。
そして全部で1,300㎡、増築という「新築」を含むのに工期は90日足らず。
木造の小さいのだってもっとかかります。
またベースとなる肝心の既存建物にいろいろあって、長方形なのに 壁の延長線が90°に交わらない。
また、床も微妙にうねっていたり、「これ何?」という謎の配管があったりとかね。
いろいろ調べて謎でなくなったので「いらないから切ってまえ!」とサンダーで切っていたら、メタンガスかなんかが溜まっていて「ボンッ!」と軽く火を吹いたりとか・・・。
一番困惑して、今も解決しないままなのが安全には全く支障ないんだけど「けっこう建物が伸び縮みしている」ということ。
長辺側が50m弱の建物なんだけど、夏の暑い盛りだと朝と夜で10mmくらい違う。
短辺側で6mmくらい。
今まで改装した同規模の建物は比較的新しくそんなことなかったので「鉄」そのものが微妙に違うのかも知れないですね。
なので見るたびに天井と壁の隙間が開いたり閉まったりしてます。
増築部分は10坪程度なので特に問題無し。
人生で初めて「まともなエクスパンションジョイント」を施工しましたよ。
造っていて思うのは「やっぱり建物は鉄骨に限る!」ということ。(低層)
なんやかんや言っても軽いし、後から触りやすい。
そしてなにより丈夫で揺れに圧倒的に強い!。
もし、自宅を建てるなら絶対「鉄骨造!」ですね。
停電対策。
2019-09-12
つい2,3日前の台風15号の強風で千葉県の配電網がダウン。
このクソ暑い中、停電が続くのはキツイ。
「ガス」でも電気が無いと動かないし水道もポンプが動かないので出ない。
たとえ会社へ行っても何にもできない。
深刻です。
世の中何でもかんでも「電気」で動いていますからね。
以前「たかが電気!」などとかおっしゃってた方々は、熱中症で亡くなる方がいる今、この状況をどういう風に考えているんだろうと想像するに、たぶん「電力会社が悪い」という方向で考えるんだろうなあ・・・。
そこで災害時、電気が来なくなった場合の準備を考えてみる。
まず思い浮かぶのは太陽光発電+蓄電池。
ソーラーパネルは安くなったけど、これだけでは電気を蓄えられないので蓄電池は必要。
ただし、しかもいつ来るかわからない災害に備えるのには高すぎるし、所謂「家電」の親戚みたいなものなので寿命も心配。
というわけで僕のお勧めはホンダとかの小さなエンジン発電機。
まあ音はするけど、10万円くらいからあるので安い。
電気が来るまでメインのブレーカーを切って逆にコンセントに差し込めば照明と冷蔵庫くらいは動くかも・・・。
ただ、これも日頃のメンテナンスをしておかないと肝心な時に動かない可能性があるし、ガソリンの確保もバイクとかないと(バイクをガソリンタンクとして使う)なかなかガソリンだけは買いに行けない。
一番良さそうなのはやっぱり満タン状態のPHVかな。
コスパを考えると僕なら家にソーラーパネルを付けるより、これを買って使い倒す。
一晩くらいはこれで何とかして、翌日はPHVでどこかへ行って泊まってもいいかも。
今はこれが一番のような気がしますね。
蜜蜂と遠雷 下巻
2019-09-11
昨夜から恩田陸「蜜蜂と遠雷」の下巻を呼んでいるけどコンテストも2次予選が始まり俄然面白くなってきた。
きのうのブログで「とても上手な人たちが同じ楽譜と同じ楽器と同じ場所でピアノを弾いて何か違いが出るんだろうか・・・」と疑問に思っていたけど、きのう読んでいて突然答えが出た。
「そうだ、落語とおなじやん!」。
そう、落語って同じ噺を大昔から現代にいたるまでありとあらゆる人が、素人同然から名人と言われる人までさまざまな解釈で演じてきてる。
そしてその違う解釈をみんな楽しんでいますよね。
そう思うと一気に物語の中に入っていける感覚。
下巻の方が少し厚く「そーっと最後だけ先に読もうかな」と思ったけど、やっぱりそれはマズいのでちゃんと順を追って読んでおります。
恩田陸「蜜蜂と遠雷」
2019-09-10
先日読んだ恩田陸「夜のピクニック」がなかなか良かったので同じ作者が書いた「蜂蜜と遠雷」を買ってみました。
なんかたまたま映画化されるらしく表紙は松岡茉優ちゃん。
「あまちゃん」の頃から比べるとずいぶんお姉さんになって立派になったよねえ。
是枝監督の「万引き家族」にも出演されてましたね。
だいたい蜜蜂と言えばこれ。
「羽海野チカ・ハチミツとクローバー」。
これはこれで傑作!。
これについて書くとすごく長くなるので省略。
お話はと言うと、日本国内で行われる国際ピアノコンテストに挑戦する数人のピアニストの心情などをめちゃくちゃ細かく追っていくもの。
なので上下2巻となっております。
音楽を小説にするのは難しい。
なので感情の比喩がやたら大げさになってしまうけどまあ仕方ないか。
人並み以上のテクニックを持つ人たちが同じ楽器で同じ楽譜で同じ場所で弾いて「こんなに劇的に差が出来るもんなの?」とも思います。
僕なんか当然そんな表現も比較も比喩もできないけど、マンガでなら以前二ノ宮知子が゜のだめカンタービレ」で一発当ててますよね。
このTV版の主役だった上野樹里さんも「監察医 朝顔」を見ているとずいぶん立派になられたなあと思います。
だいたいシリアスなお話なんですが、家にピアノを持っていない、父親ようの養蜂業を手伝いながら各地を放浪している天才ピアニストの少年の名前が「風間 塵」。
絶対この人
←これ読んでるよね。
飛行機マンガ、今後これ以上の物はもう絶対出ないとほぼ確信できる「エリア88」。
という訳で上巻は読みました。
コンテストの2次予選の途中まで。
音楽をテーマにしたマンガならのだめよりこちらの方が近いかもしれない。
少なくともちょっと前に読んだ「羊と鋼の森」よりは遥かに面白い。
ちょっと痩せた。
2019-09-07
このところ ものすごく忙しくて西へ東へ南へ北へとやっていたら3キロくらい痩せていた。
最近、ちょっと思う所があって少しだけど筋トレを始めたせいかも知れない。
もっと考えると先日、消防の検査でほぼ関係ないノーマーク部分の指摘をされて「えぇっ!」というのもあるかも。(なんやかんやで解決したけど。)
もっとも20歳の頃は53キロくらいだったので、それから比べるとまだ18キロ増えている。
・・・と考えるとまだまだなんだけどね。
もう午後6時半を過ぎると暗くなっていて
「あ~、夏が終わっていく・・・」と、この歳になっても切なくなってくる。
もう夏至から3か月過ぎてたんだ。
暑くただ忙しいだけの夏だったけどスイカは美味しいし空も雲も海もきれいだし、夏は大好きさ。
完了検査にて。
2019-09-03
建築をしていてたぶんみんな一番ドキドキするもの・・・それは完了検査。
今日がその日でした。
これが純粋な新築だったらなんの問題も無いんだけどバカでかい既存建物に32㎡の増築。
と言うことでものすごくいろいろなことを心配していたんだけど「それはOK!」。
で、全然ノーマークだったところを指摘されちょっと凹んでいます。
だけど、ちょっと加工したら済むことなので良かった。
その検査に来られた方は昔県の主事をされてて僕は一度叱られたことがあります。
それは「擁壁の上に擁壁を載せる(しかもお客さんが無許可で施工したやつ)」というものでさすがの僕でも「それはあかんで!」と言ってたのに営業に「なんとか仕事を取りたい」と懇願されて仕方なくダメ元で行ったわけ。
そしたら案の定「そんなんダメに決まっるやろ、あんたも一級建築士ならわかるやろ!」と思っていたとおりのことを言われました。
それ以降、やっぱりなあなあじゃなく、一級建築士の矜持は持たなあかんなと心を入れ替えたきっかけになった方でした。
15年ぶりくらいだけど、心を新たにする「検査」でした。
映画「引っ越し大名」
2019-09-02
土曜の夜に店舗のセラミックタイルの貼り替えで深夜工事。
帰ってきたのは午前2時半・・・。
ということで軽トラにタイル片やらコンクリガラとかのゴミを20キロ余りと養生材を載せたままとなり月曜のことを思うと降ろしておいた方がいいので昼過ぎに家を出た。
ただこのまま勅使の倉庫へ行くと時間が超中途半端になってしまうので全然方向は違うけど高松東イオンで「映画を見てから」ゴミを捨てにいくことに。
話題の「天気の子」には間に合わず2時前に始まる「引っ越し大名」を見ることにした。
ちょっと前に「居眠り磐音」を見たのでたまたま時代劇が続くことになった。
生涯に7回もの国替えをした松平直矩がモデルだそう。
姫路から九州日田へ国替えとなった松平家の家臣 書庫番の片桐春之助が「引っ越し奉行」に抜擢されたというか押し付けられて・・・というお話。
感想はと言うと「高畑充希」が可愛くしかし堂々としていてかっこいい・・・。
主人公の星野源くんもその友達の高橋一生くんも、お殿様のミッチーも好演してます。
時代劇なら「時代劇時代」で通したらいいのに妙にセリフが現代風なのがやや興ざめかな。
基本コメディなのでラストの大立ち回りは余計かなとも思う。
時代劇としては先の「居眠り磐音」の松坂桃李くんがカッコよく、かつ質も良かったという感じ。
終ったら午後4時10分、25分待てば「天気の子」だけど、なんか面倒くさくなってそれから本来の目的のごみを捨てに勅使まで回ったのでした。
だいたい完成。
2019-08-31
解体から数えるともう1年くらいかかわっている物件がようやく完成となりました。
築後20年を超える元スーパーをちょっと増築して今風の店舗に変えていくというものですが、一言で言えば・・・
「困難を極めた!」というところ。
増築部分は普通に鉄骨の新築なのでどーってことないのだけど、既存部分が大変。
まず想定外の「雨漏れ」、いろんなところに穴は開いているし、図面と違うし、めくったら「何もないはず」のところに壁が出てきたり、あるいは無かったり・・・用途不明の鉄骨が出てきたりとなんかめちゃくちゃ。
それでもいろいろ考え手をうち手戻りもほとんどなく予定通り完成となりました。
まあ、業者の人達が暑い中がんばってくれた結果なんですが。
おかげで法律にも多少詳しくなったかな?。
そんなこんなで来週は完了検査。
久しぶりなのでドキドキしてます。
包丁を研ぐ。
2019-08-30
先日、産直でスイカを1玉買ってきて2つに割ろうとしたら包丁がもうひとつ切れない。
(僕はすごくスイカ好き)。
ものすごく忙しいけど夕方包丁を研いだ。
今までしゃがんで「腰が痛~い」とか思いながら研いでいたけどある日「これ使ったらええんちゃう?」と以前ステップワゴンを洗う時使っていた脚立を会社に持って来た。
ちょうど砥石の高さがおへそのあたりになって「楽ちんさ~!」。
砥石は朝から水に浸していたのでしっとりと調子いい。
さて砥ぐのだけどうちの包丁はステンレスなので「硬い」。
鉄の和包丁だとグイグイ削れて早いんだけど、これはなかなか刃がつかない。
「グラインダー使おうかなぁ」とも思ったけど、僕のグラインダーはとんでもなく重く持ち運ぶのが大変なのでそれはあきらめ地道に砥ぐ。
結局30分くらいかかりまあまあの出来に。
事務所横に植わっている紫陽花の葉っぱで試し切りしてみたら全く抵抗なくスパッと真っ二つ。
うちの奥さんに言わすと砥ぎたてのよく切れる包丁だと玉ねぎを切っても目にしみないんだそうです。
これだけ切れても、大工だった僕の父の砥いだ鉋やノミとか見ると全く遠く及ばない。
僕の研いだ刃はやや丸みを帯びて景色も歪んで映るけど、父の砥いだ刃は鏡のように真っ平で角も正確な90°。
もう父の年齢を12才追い越してしまったのに全然かなわない。
何をどうすればこうなるのかさえわからない。
包丁ひとつ研ぐのにも奥は深いわけです。
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