反省!!。
と言いつつ「新国立競技場」について。
あのコンペ案を見た時「地球の重力が1/2だったら出来るかなあ。」とか思ってたらちょっと無理みたいですね。
敷地を大幅にはみ出してるのも、小心者の僕から見たらカッケー!。
設計者はザハ・ハディッドというたぶんイラク出身で僕より10才くらい上ののおばちゃんですが、まあ昔から難しい設計をされる方ですね。
見るからに力学的に無理っぽいバランスの建物が多いので、ちょっと前までは「先生~、カッケー!けど、これは建築無理で。」ということで「アンビルドの女王」と言われてました。
確かに見た目も「女王様」っぽい方ですね。
(今や超々大御所でスターウォーズでハン・ソロを炭素冷凍・・・な感じですが、若い頃は、この業界では大変珍しい美人!でした。)
ところが、その超絶建物も最近の解析技術の進歩のおかげで「建築可能!」となる訳です。
余談ですが、オランダのウッツォン原案のシドニー湾に面して建ってる例のオペラハウスも、超有名過ぎて今見るとどうってことないのですが、数十年前は力学的な解析に大変な苦労をしたらしいです。
これの構造解析はイギリスのアラップだったと思うけど。
3次元にうねる図面を書く方も大変だけど、何にもない空中に座標を置いて、それに合わせて建てていく「現場監督と職人」は万国共通で偉い!。
先にも書いたけど「実現が無理っぽいデザイン」だけど「日本の技術」なら、なんとかなりそうだっただけに残念。
あのコンペ案を選定したのは日本でも屈指の建築家の方々ですので格別言うこともありませんが、実現できないのは惜しいなあ。
できたらやって欲しいなあ。
あの場所はあきらめて、海上で船舶として組み立てたら出来そうな気がするけど世間は納得せんやろうなあ。