小豆島高校甲子園初出場の感動に包まれたまま三宮まで帰ってきて、昼食を食べて一人メリケンパークにある「神戸海洋博物館」と「カワサキワールド」へ向かいました。
赤いポートタワーの近くにある白い波のような建物です。
このフレームが派手なので錯覚してしまうけど、近くに寄っていくと下の建物そのものはごく「普通」で、かつそんなに大きくもない。
「神戸海洋博物館」
展示は、だいたい1mくらいのいろいろな船舶の模型が中心。
日ごろ池田良穂先生の著書を愛読しているので、実に嬉しいですね。
ただ、開館当時から入れ替えしていないのか、全体に「古い」!。
美しいクルーズ船の写真も色褪せて、かえってみすぼらしい。
昨年行った呉の「大和ミュージアム」と比べると貧弱としか言いようがないかな。
外には、この超電導電磁推進の実験船ヤマト1。
松本零士の漫画に出てくるようなデザインがかっこいいです。
ところが実際、ここまで大金を賭けて作りこんで海に浮かべたら全然性能がダメでノロノロしか進まなかったという大失敗な代物。
誰か最初に気が付けよ・・・という話ですね。
ほかに燃料バカ食いで話にならなかったテクノスーパーライナーの実験船とか。
いまは鳩のおうちになっております。
諸行無常を感じますね。
さて・・・本命の「カワサキワールド」。
4大バイクメーカーでは唯一「陸」「海」「空」と攻めてます。
まっ、ホンダが最近飛行機を作り出したし、ヤマハはLFAのV10エンジンを作ったりしているし、スズキは軽4を作っているけどLNGタンカーとかT-4とか新幹線は作ってないですよね。
「H2R」・・・美しく強烈にかっこいい!!!。
クリア層を透してのカーボンの織目が美しい。
本来ミラーの位置にある整流板が「理詰め」な感じで迫力がすごい。
バイクでこうゆうスポイラーが付いたの初めてちやうかな。
エンジンを構造材に使って応力を負担させているせいか、フレームが馬力の割にはすごく細く、リアのスイングアームも片持ちで「300馬力オーバーなのに、これで持つん?」と思ってしまう。
話題の「スーパーチャージャー」。
こんなちっちゃいエンジンなのにギュイーンと空気をブチこんだら320馬力も出るらしい。
高速になったらラム圧で更にパワーが上がるらしい。
むちゃくちゃですね。
500万円も納得!というところです。
絶対乗りこなせない自信があります。
Z1・・・古いバイクだけど、僕の愛車の「ゼファー750」はこれをなぞっているので
「なんか、見慣れた感じ」だし、まだZ2は時々見かけるのでそんなには感動無し。
けど現行Z1000にはまたがれるし、歴代の名車は見られるし、いい所です。
T-4 ブルーインパルス仕様のでっかい模型。
大きな割には大味な「ただの模型」で、ディテールには乏しい。
5月には、実機が見られる予定なのでワクワクするわ。
他にも鉄道、船舶、航空関係の展示がいっぱいあって書ききれません。
とにかく、男子は一度行ってみてもいい所でおすすめです。
久しぶりの神戸の街。
石造りのファサードのディティールがすさまじい。
もう2度とこんなのは造れないだろうな・・・という豪奢なものです。
ランボルギーニやフェラーリは爆音を奏でながら走ってるし、輸入車といえばベントレーとかXJとかSクラスとか・・・条例で「輸入セダンで走っていいのは5m以上よん
」とか決まっているのかな?。
と、すごくお金持ちの匂いがする街ですが、ずっと常に何かの食べ物の匂いも漂っているという大変親しみやすい街でもありますね。