多少はねじれたり傾いたりするかもしれないけどバラバラになるとは思っていませんでしたから。
あれを見ると今やっている古い家に対する「耐震改修」は、たぶん「気休め」程度で何の役にも立たない。
数字上のつじつまを合わせても、今回のような地震には、おそらく改修部分以外の未工事部分が破壊され、それに引きずられて「全壊」の可能性が高い。
それと倒壊した家を見ていると20度とか30度回転しているのも多いみたい。
これは20年前の神戸の震災の時と同じです。
揺さぶられて回転しているうちにホゾがすっぽ抜けて一気に倒壊です。
あと、筋交いや耐力壁が吹っ飛んで1階が耐えられなくてあっさりつぶれてしまう。
多くの方が亡くなっているのは痛ましく悲しいですね。
ここで僕なりに「たぶんこれで生き残れる」耐震改修を考えてみました。
強いて言えば「問答無用」型。
←こういうふうにラーメンの鉄骨のフレームを部屋内に押し込むものです。
基礎があればいいけど無くても自重があるのでABでずれない程度でいいような気がする。
宮本佳明さんの「ゼンカイハウス」の大幅簡略版のようなものです。(コンセプトそのものが違うし、あれはごっついし金かかるもんね。)
これは床を抜いて置くだけです。
建物が壊れなければそれにこしたことはないけど、これは「生存空間」をとりあえず確保するものです。(津波、土砂くずれは除く)。
もちろん絶対ではありませんが8畳くらいの部屋ならここで寝ていればおそらく簡単に死にはしないと思う。
万一2階が乗ってきそうなときはH250×250とか鉄骨を太くすればいい。
多少、見栄えがイマイチですが、スチールなのでマグネットのメモなんかがくっつけられるので便利かもよ。
しかも!!、「鉄骨造」にはならないので「固定資産税」には有利なはず。