雑賀工務店|香川県高松市を拠点に店舗や公共事業の建築・施工、不動産物件・土地探しからリフォームまでトータルにお手伝いさせて頂きます。

船舶関係の業務をされている会社の事務所なのでアクセントに「船舶窓」を付けることになり、ネットで購入。

構成する部品が「枠」「パッキン」「ガラス」の3点のみなのに結構なお値段。

ホントに船でも、こんなざっとした納まりなんだろうか。

もっとも船の部品って高価。

海の真ん中で壊れるわけにいきませんからね。

高価なものばっかり寄せ集めるとイージス艦のように1万トンくらいなのに1,000億円を超えたりするわけです。

さて、このままでは全く取り付けができないので、木でフレームを作りました。

☜これ。

これを２セット。

まず枠を軽鉄に取り付ける方法を考えなければならないし、クロスを貼る前にこの木の枠を塗装しなければならないしなかなか大変なのでした。


話は変わるけど、BSフジでやっている「ザ・ラスト・シップ」ってかっこいいですよ。


 

いま事務所の改装をしておりますが、住宅と比べると大きいので楽しい。

長さ20mくらいの回廊。

普通の住宅なら2戸分くらい入ってしまいます。

天井高さは3m。

こういうのをやっていると、設計事務所の先生があまり住宅をしないのがよくわかる。

一度、大きいのを始めると、スケール感が変わってくるというか、ダイナミックさには抗えない魅力があるよね～。

僕としては大味にならないように気を付けています。

 

明け方、雨の音で目が覚めてしまった。

RCマンションなので普段はわりと雨音は聞こえにくいんだけど今朝は「結構降ってる」のがわかった。

６時にTVを観たら高松には大雨警報が出ていた。

午前６時半のうちの事務所の横の川。

ちょっとピンボケ。

泥水が大量に流れているけど、思っていたよりは少ない感じ。

このあと丸亀の現場に出かけたのだけど、丸亀の土器川は全く水が流れてないし、ぐんぐん晴れてきて、ごく普通の日になりました。

警報で学校は11時までだったらしい。

子供たちは「してやったり!!」ですね。

今、大急ぎで進行中の現場の話なんですが、やっと「ガラス」が来ました。

「サッシ」は、今月の初旬に取り付けていたのに、それからこっち雨ばっかりで、雨除けの養生をしているとは言え、本格的な内装工事には入れない状態でした。

ビル用は、住宅用と違ってガラスは「後入れ」でも出来るんです。

遅れた原因はこれ。

全て「防犯ガラス」なためです。

全てオーダーで「防犯仕様」の加工をした後、ペアガラスに再加工するためらしい。

他の職人さんも興味があるらしく

「叩いてもええん?」

「あかんで。」など。

2人ずつ2チームでサッシにガラスを入れていきます。

とにかく重いので大変みたい。

大きいのは４人がかり。

それでも6時間で作業完了。

これで雨も安心でございます。

お疲れさま。

ちなみにサッシは広島。

このガラスチームは、なんと岡山から来られてました。





 

きょうは「夏至」。

一年で一番「昼間」が長い日です。

が・・・クリスマスが近い冬至のようにロマンチックでもなく、春分や秋分の日のように「お休み」でもない。

ただ日が長く梅雨の真っ最中なので蒸し暑いだけ。

けど、昔の人は偉いなあとつくづく思う。

「一年で一番昼間が長い日」を何年かかって確定したんだろう。

「昨日はおとといより日が長いけど、きょうはきのうより日が短いよなあ・・・。」

日の出と日の入りが曇りとか雨だとわからないので、下手すると数十年単位の観測をしたのかも。

気が遠くなる話ですよね。

雨が上がって空を見たら雲が「夏」に替わってました。

これから「夏」が始まるんだ。

夏休みの終わりが、なんか物悲しいのは夏至から２が月半近く過ぎているのでかなり日が短くなってるせいもありますよね。

建設業界に35年居ながら僕はほとんど飲みに行かない。

お酒はむしろ好きな方だと思うけど、夜出歩くのが面倒なので・・・。

ネコといっしょで家に居るのが好きなんです。

けど、久々に誘われたので、土曜の夜坂出まで行ってきました。

昨年の11月以来なので実に7か月ぶりですね。

おっさん３人で再会を祝い美味しいお酒をいただきました。

数奇な運命で、僕の一級建築士の登録番号の「連番」の方がいるのですが昭和63年の夏。

一級建築士試験の会場だった高松工芸高校のあの蒸し暑い教室で僕の真後ろに座っていたということ。

そんな方と10数年後に出会い、今でもお付き合いさせていただいているというのはすごいでしょ。

現場監督のキャリアは僕を圧倒しているので、いろいろ教えていただきました。

結局、どんなに偉そうに言っても建築は一人ではできない。

みんなと共に作って行くものだというのは、大事なことですよね。

僕はビールしか飲めないのですが、その方ともう一人でバーボンを一本空けてしまった。

これはこれですごいでしょ。

料理は美味しかったし最高の時間でした。

 

日曜日は、このところの早出の疲労で一日ぐったり。




 

ちょっと前に書いたけど吉田秋生の「海街Diary」の２巻だけ持っていたけど、映画が面白かったので１巻、３巻を買い足しました。

で、結局7巻まで買ったけど、４姉妹の割と普通な日常や恋愛事情を非常に丁寧に書き込んでいます。

この物語は、主にたぶん主人公で一番年下の浅野すずの視点から描かれているのだけど、連載が始まって10年。

本人が中1から始まって7巻でまだ中3の１５歳。

まだまだ物語は続きそう。

年に1巻くらいのペースなので「終わる」のはいつかわからない。

このゆったりした物語とは裏腹に丸亀の現場は今日も大勢の職人を投入してハイペースで進んでおります。

 

今改装中の事務所のことですが、外壁に「レッドシダー」の板を張っております。

杉やヒノキでなく、なぜレッドシダーかというと、僕が好きだからですね。

あの、チャールズ・ムーアの傑作「シーランチ」に使っているやつです。

☜これ。

開口部の納まりななんか超独特。

これは吹きっさらしの海辺と言う大変過酷な現場ですが、ここは街中なのでほぼ劣化の心配なし。

延焼の恐れのない範囲なのですが、念のため防火のためのダイライトも貼ってます。

これは「貼り始め」。

このままダ―ッと3m以上まで貼っていくのです。

全部貼ったら、キシラデコールでダークブラウンに着色。

かっこいいと思うんだ!。
 

僕の仕事用の携帯は、ウィルコムのPHS。

 

通話が無制限に近いほど出来るのはいいんですが、ボタンが露出のため時々勝手に電話してる。

知っている人ならまだいいんだけど、役所とかもう誰かもわからない人とか。 

 

きのうは少し前まで一緒に仕事してた大工さんに電話したみたい。
 

朝電話くれて、とりとめない話。

「最近どう。髪切った?」とかね。
 

 

今回、倉庫の入口付近の塀は、コンクリート打ち放し。

モダンの最先端という感じですが、実は起源をたどると日本では大正時代まで遡るという「伝統工法」な訳です。

今は仮枠を設置中。

隅角部は、面木を入れずきっちり90度のピン角。

高さ1.5mなのでそこそこ高い。

きれいに仕上がることを祈っております。

面白いもので、木造住宅ばかりやっていた頃は、面倒なのでこういうのをむしろ避けてたけど、大きな鉄骨とかRCの建物が続くと全く何とも思わなくなるんですよね。 

慣れっちゅうのは凄いね。