日曜の朝、NHKのEテレで「日曜美術館」の始まる前の8時55分から5分間の短い番組をやっているのをご存知でしょうか。
佐野洋子さんとか斉藤茂太さんの心にしみるエッセイをイラストと共に朗読するものです。
僕はこれが大好きで家にいれば必ず見ています。
その一人、佐野洋子さんの本を買ってきました。
うちにもあったと思うけど、絵本「百万回生きた猫」で有名ですね。
「ふつうがえらい」。
本屋に行くと、新潮文庫、ちくま文庫、朝日文庫といろいろな出版社から、それもたくさんの本が出版されていて、どれにしようかと迷うわけですが、とりあえず新潮文庫の一番端にあったやつにしました。
読んでいると、本当におばちゃん、または女は強い!と思わずにはいられません。
そして、本当にくだらない。
*ネコの回想で「うちのネコにも命輝いていた時があったんだ」・・・と涙を流す・・・まだ死んでいないけど。
*「世の中、男と女がうまく半々なように、いい加減なヤツとくそまじめなやつが、これもうまく半々いて世の中うまくいってるとか・・・ね。
その尺度で行くと、夜は出歩かず本ばっかり読んでるぼくなんかは「くそまじめ派」でたいして面白くないやつに分類されるんだろうなあ。
出産の話とか、車を買った話、外国へ行く話など、時期とか年代とかめちゃくちゃですが、トテモ面白いです。
けっこう含蓄に富んでいるようで実はたいしたことなかったり。
自由そのものですね。
結局、男は女にはかなわない。
明石家さんまというか、高見沢さんじゃないけど「♪女の乳房にゃかなわない♪」わけです。
さて同時に横溝正史「獄門島」に続いて「悪魔の手毬歌」も読んでいますが、昭和30年だと「50歳」は老婆らしいですよ。
全国から「キーーーーーーッ!!」という声が聞こえてきそうですね。