現在 965hPaという強烈な台風16号が高知沖を東進している。
我々建築業界が最も嫌うもの、それは「台風」。
特に建築中の建物では戦々恐々である。
タテモノと言うのは基本「上から下へ」水が流れるように出来ているので吹き降りなどの「通常とは違う水の流れ」には意外に弱いのだ。
どんなに注意して施工していても「なんでこんなとこから」というところから雨が漏る。
さらに古い建物だとお手上げで、もう全くわからない。
こういう時、素人ほどわかったような口をきくので「絶対」とかを安易に使う者には要注意なのである。
・・・と、最近読んでいる佐野洋子さん風に書いてみましたけど本音です。
どうも今回は「雨台風」らしく現在は風も無いのだけれど、実は風が心配。
上棟直後だと基礎の中に水が入るし、入ったら入ったで抜けないし乾かない。
また足場がひっくり返ったり、最悪屋根が飛んだりと大変。
スマホとは便利なものでレーダーを見るとあと4時間程度で抜けるらしい。
昔、「野分」とか言ってた頃は、いきなり嵐がやってきて、規模も風速も風向も、そしていつ終わるのかもわからなかったのだからそれは怖かったと思うわ。
うちの横を流れる御坊川も見たことないくらい増水してます。
とにかく何事も無く通り過ぎて欲しいですね。