きのうは「日帰り佐田岬」にチャレンジしました。
ご存知のように、四国の西の端です。
約260キロ、予定時間 片道4時間4分。
今年の締めとしてなかなかふさわしいイベントですね。
「日帰り」ということでその日のうちならいいという訳ではなく、友人の船の都合で午前9時から午後6時50分まで・・・と結構タイトなのでした。
午前9時過ぎに高松港を出発。
ちょっとでも早い方がいいんじゃないかと、ややバックする中央ICをやめて今回は高松西ICから高速に乗ります。
大洲ICで降りて、もう数回来ている八幡浜の「みなっと」をかすめていよいよ初佐田岬です。
日本一長い 「岬」なので当然長い!。
そして思っていたより「細い」。
走っていたら瀬戸内海と太平洋が同時に見えるのでびっくりします。
そしてちょっと走ったら四電の伊方原発。
人里離れた離れたとんでもない僻地にあるのかと思っていたけど、けっこう街から近い、そして太平洋側に向いているんだと思っていたら瀬戸内海側だった。
沖合を巡視船が警戒してます。
これは道の駅の展望台から撮ったもの。
伊方原発、正直すごくきれい。
技術の粋を集めた感じですね。
佐田岬のメインの道は「メロディーライン」という広めの2車線のすごく整備された道路でとても走りやすい。
道の北側の尾根筋には、数十基の風車が並んでいて壮観です。
天気も良くて最高です。
12時半頃に三崎港に着いて、そこの観光案内所で紹介された「マリーン」というお店で昼ごはん。
僕は「刺身丼」。
海鮮丼風だけど刺身醤油ではなく、甘いダシに生卵を混ぜてかけるというもの。
以前、別の所(JR下灘駅の近所)で 「燧丼」というよく似たものを注文したら刺身と卵の生臭さでとんでもなくマズかったという忌まわしい思い出が甦るわけですが、これはまあまあ美味しかったです。
けど、普通に海鮮丼として食べた方が更に美味しい・・・とは思ったけど愛媛人はこういう味が好きなんだろうなあ・・・。
そこから更に20分くらい走って1時35分に岬の駐車場に到着。
そこで初めて車では最西端まで行けないことを知る。
どうしようかとちょっと迷ったけど、せっかく来たので行かなかったら後悔しそうなので行ってみることにした。
強烈なアップダウンのある遊歩道を歩くこと20分、1.8キロ歩いてやっと「灯台」にたどり着いた。
今年4月の「剣山」以来の山道。
足はガクガク、更に汗びっしょり。
でも、「やったぜ~~~!!!!」」。
と達成感でいっぱい。
「翼よ、あれが九州だ!」。
すぐ向こうに九州が見える。
四国の西の端に来たんだ!、しかも日帰りで・・・という感激でいっぱい。
「やっぱり来て良かったよな~!。」
リアス式海岸が美しい。
道の片側は断崖絶壁です。
木が生えていなかったら、まともに歩けないだろうと思うくらいの高度感があるわ。
またヘトヘトになって駐車場に戻ったら2時30分を過ぎておりました。
(駐車場は 写真の左上にポツンと見える擁壁のところです。戻る為には一度海面近くまで降りてまた登るわけ。)
帰りは道の駅の奥にある原発のビジターセンターに寄って、原子力発電の仕組みを学び「誰が考えたのか知らないけどうまいこと出来てるよなあ」とか大人二人で感慨にふける。
すぐそこに大きな温泉があったけど次にしよう。
そしてここから時間との競争。
高松港に着いたのはなんと船が出る2分前。
6時48分でした。
走行距離550キロ。
なんと東京駅から明石駅に匹敵。
なんかバカみたいだけど、自然に笑いがこみ上げてくる。
愉快というかむちゃくちゃ爽快!で楽しかったです。
次は四国南端 「足摺岬 275キロ」かな?。