建築とは全く関係ない話・・・いつもだけどね。
鎌倉時代あたりの水墨画の巨匠「雪舟」。
その雪舟の水墨画が何十年かぶりに発見されたと先日TVやらネットで報道されてましたね。
「今時そんな事があるんや!」というニュースだったのですが、雪舟に謎の風景画「天橋立図」というのがあるのをご存知でしょうか。
「観光案内」っぽい絵で、日本三景、天橋立を当時あるはずのないへりかドローンで撮ったような俯瞰図です。
というわけで天気もいいので「ちょっと実物を見てみよう」と行ってみました。
今回は淡路島経由で、SA、PAのスタンプを押したりしながらひたすら北上。
だいたい距離としては280キロで、8時半前に家を出て12時過ぎに近くに到着。
舞鶴若狭自動車道、京都縦貫自動車道「宮津天橋立IC」で降りて日本海が見えたところで、とりあえず「道の駅 海の京都宮津」で昼ご飯。
うちの流儀で「土地勘の無い場合、そこそこいけそうな食堂を見かけたらまず食べておく」ということでこの道の駅の「おさかな館」で食べてみることにしました。
「海鮮丼」なんだけどトッピングは好きなのを選んで、自分でご飯に盛り付けるというもの。
香川のセルフうどんでおなじみですね。
これがなかなか良くて、たまにご飯の熱で刺身が煮えてしまうことが無いのがいい。
だいたい1,000円くらいで大変美味しゅうございました。
日本海の魚独特の「あっさりしすぎ感」が無かったのも良かった。
そして、湾を右回りにぐるっと回って西側の山の上からみる「天橋立」。
ケーブルカーとリフトがあり僕はリフト。
共に往復600円と安い。
こう眺めてみると雪舟の時代から全然変わってないみたい。
標高も高くて2~3メートルのただの砂州のわりには、浸食もされずに残っているのがすごい。
湾の中の海水の水質とか循環が悪そうだけど、誰も片方を掘って切ってしまえとかならなかったんやねえ・・・。
「かさぼう」という妖精。
「天橋立と同時に誕生」というわりには、せいぜい3年くらいしか経っていない感じ。
沖にある島をご神体とした神社の遥拝所。
こういうのっていかにも「海の民族」という感じでかっこいいねえ。
観光客も凄く多くてやはり一大観光地してます。
帰りは六人部のPAで一休みして一気に明石まで。
夕映え迫る観覧車に乗ってみた。
当然「シースルー」のを選ぶ。
地上65m。
さすがに高くてビビるけど料金は600円と、想像していたよりは安かった。
たまたま持っていた双眼鏡で安藤さんの設計した建物を探す。
(おっ、ちょっと建築っぽくなった)
たぶん20年近く前、雑誌の企画で「好きな建築家に自宅を設計してもらう」というもの。
海辺のRC造3階建てで、割と近くに明石大橋が見えていた・・・という記憶だけ。
ただ口径30mmではすでに暗い夕暮れには厳しい。
「たぶんアレかなあ・・・」で終わり。
家に帰り着いたのは午後7時半。
11時間で往復580キロ、いろいろ出来るもんだ。
かつ景色も良くて大変良かったです。
ちなみに「ほぼ高速道路」で、わりと速めに走った割には愛車プリウスの燃費は23.5km/l。
580キロ走って25リットルくらい。
軽の満タンくらい。
まだ300キロ走れるらしい。
買って8年、行く途中で総走行距離13万キロを超えたわりにはよく走ると思いませんか?。
トヨタって凄いですよね。