愛車「ゼファー750」の全然効かないフロントブレーキのオーバーホールをしております。
先日取り外したキャリパーから「ピストン」を抜く。
これが上手くいけば何でもないのだけど「抜けない」となると一大事!な訳です。
会社の古いコンプレッサーの圧力を限界まで上げます。
6.5kg/cm2。
これでも「あるだけ全然まし」です。
無かったらそもそもオーバーホールをしようと思わない。
(建設業の会社にはたいていコンプレッサーの1台くらいあるのですよ。)
10mmくらいの板をかませてギリギリまでピストンを出します。
ブレーキオイルを供給する穴にありあわせのM10(たぶん)のボルトを差し込みエアブリーダーの穴からガンでエアを吹き込みます。
危ないのであくまでも下向き、かつ段ボールでも敷いておきましょう。
「ポン!!!」とすごい音がしてどちらかのピストンが抜けるので、それをまた仮に入れてもう片方も出します。
ピストンはものすごい勢いで飛び出してくるのでクリアランス調整用に入れていた楔が折れた。
指だと骨折間違いなし・・・かな。
めでたく4個のピストンを無傷で取り出すことが出来ました。
買って27年。
たぶん5~6回目くらいですが、そんなに錆びてもいないし傷は無いですね。
前々回、小1個がどうしても出ず仕方なくブライヤーで引き抜いたのですが当然傷だらけになり買い替えたため高くつきました。
時間もかかるしねぇ。
・・・キャリパー内にブレーキオイルが残っているのでクリーナーで洗います。
案の定、ダストシールはめくれ錆と汚れでボロボロ。
中のオイルシールは全く傷んでおりません。
以前、やっつけで塗った塗料もずいぶん剥がれております。
これからクリーニングですね。
穴の中にある「溝」の錆は取りようがなのでルーターに砥石をかませて削ってみました。
これが期待していたより有効で、そこそこきれいになりましたよ。
最初よりはだいぶんマシになった図。
クリーナーでゴミを洗い2~3回繰り返してます。
2つあるので面倒。
ブレーキレバーもクリーニング。
古いグリスがギッチリ固着して動きがやや渋くなっていたので分解してシンナーで拭いて磨きます。
結果「スカスカ」。
これでタッチも良くなる「はず」。
写真を撮るのを忘れたけど「マスターシリンダー」も分解掃除しております。
これを塗装したら、また組立です。