最近読んだ本、住野よる「君の膵臓をたべたい」。
この薄気味悪い変な題でずっと前から本屋に並んでいて「何かなあ・・・カニバリズムにでも関係した気持ち悪い本なのかなあ。」とか思ってました。
そうこうしていたら先日これの映画を見た友達が「泣いたわ」と言うので買ってみました。
内容はと言うと「やっぱり気持ち悪い超駄作」で全て。
わざわざ買わずに誰かに借りて読む程度で十分な内容です。
文章もとにかく稚拙でいきった高校生が書いたみたい。
若くしてすい臓がんになった女の子も相当変だけど、たまたま闘病記を見てしまったために疑似恋人になってしまう男子高校生が、会話も考え方もとてつもなく気持ち悪いヤツで全然ダメだ。
世の中にこんなへんな男子高校生っていないでしょ。
友達もいなくて・・・はまあええとして、クラスの中でまったくコミュニケーションさえ無いって・・・そんなんで生きていけるの?。
ストーリーもおかしくていきなり男女で一泊旅行とか、女の子は散々前振りした「膵臓がん」じやなくて「通り魔」で当たり前のように死んでしまうとか訳わからん。
その後のエピローグもトホホぶり爆発。
この「本屋大賞2位」というのも曲者で、今までいろいろ読んだけどやっぱり内容が低いのが多い。
僕も含めてだけど、本好きだからと言って「頭がいい」とか「賢い」訳ではないからね。
友達が泣いたとうくらいなので映画の方はこの支離滅裂な話をうまくまとめたんだろう。
それか浜辺美波ちゃんがかわいかっただけだろう。
で、この著者の住野よるというのが男か女か知らないけどこいつには「現実」の男子高校生が日々何を欲しているかを実に正直に鮮明に描いている宮藤官九郎の傑作「君は白鳥の死体を踏んだことがあるか(下駄で)」を是非読んで次に生かして欲しい。
やっぱり宮藤官九郎先生、年季が違うというか、100枚くらい上手やね。
高校ものならかなり古いけど「青春デンデケデケデケ」とか「桐島、部活やめるってよ」もいいよねえ。