きのう、この夏、阿波踊りでもめまくった徳島へ行ってきました。
徳島県立近代美術館で開催されている「佐野洋子の世界展」を見るためです。
わりと近いので1時間10分くらいで到着。
よく考えるともう何年も来てなくて、その間に立派な道が出来ていてびっくり。
のらネコは相変わらずいましたが丸まると太っていて元気そう。
佐野洋子さんと言えば「百万回生きたねこ」。
日本を代表する絵本の名著です。
若い頃読んだ時は「ふ~ん」程度だったけど
歳を取った今読み返すと泣きたくなりますね。
原画が数枚と「デジタルマスタリング」した複製画がフルセット展示。
この原画も作者の息遣いが感じられて実に「来て良かった」と思わせるものだったのですが、更に「デジタルマスタリング」が凄くて
肉眼では原画と全く区別がつかない。
水彩絵の具の微妙なにじみまで見事に再現されていて、この出来だから作者も展示を了承した・・・というのもわかります。
かなりの数の展示品の中に「ジャガーX タイプ」の写真。
何だろうと下の解説を読むと、「癌の再発」を知った日にジャガーを買う・・だそうて゜かっこいいじゃないですか。
この方のエッセイは何冊か持っているので人となりはややわかっていたのですがやっぱり粋でかっこいいばあさんですね。
こういう風に颯爽と人生を楽しみたいものです。
その他常設展とか博物館も見てロビーにあった家具で一休み。
杉で出来た1.5m角のソファと本棚ですが、なかなか出来がいい。
厚さ2センチくらいの棚板を1.5mくらい飛ばしていて思い切りがいい。
普通なら中に1本支えを入れたいところだけど、この支えが無いだけですごくスッキリ見える。
今度どこかでやってみよう。
その後、そこから10分足らずの産直「みはらしの丘 あいさい広場」へ行ってみました。
着いてびっくり!。
めちゃくちゃでかい。
そしてすごい人で賑わってます。
たまたまお昼だったのでそこのレストランで昼ご飯。
よくわからないので、お勧めらしい「阿波とりのチキンカレー」をチョイス。
食べてみると鶏の肉の塊がゴロゴロ入っていてなかなかボリュームがあるけど
?と思うほど味が薄く食べた気がしない残念なものでした。
あと「すごく新しい」わりにトイレが猛烈に臭いという今時珍しい施設でもありました。
徳島だけど岡山産のピオーネが安かったので買って離脱。
その後、そこからまた10分くらい南、阿南の「高市」でまた去年と同じ「桃のタルト」を買う。
ハーフで750円だけど「ずっしり」重い。
2016年に初めて行った時「もう2度と来ること無いだろうな・・・」と思っていたのに結局毎年来てる。
しかもこの「桃のタルト」って簡単に出来るらしいのでどこでも作ってますね。
だけど「桃の美味しさと量」で言うとここのが一番だと思います。
今年は下のタルトにチョコレートが入っていてより美味しかったですよ。
帰りに小松島のステーションパークへタヌキの巨大像を見に行きました。
有名な「金長タヌキ」です。
傍らの解説を読むとこのタヌキ、大変義理堅く、それで苦労したようで
銅像になる価値はあるようです。
ちなみに台座の下のマイクに向かって手をたたくと大量の水が滝のように流れてきて迫力あります。
観光地にあるこのようなギミックはたいていの場合壊れているものですが
「ちゃんと稼働する」というだけでたいしたものだと思います。
道を挟んで反対側にはボロボロだけどSLの展示もあります。
わりと面白いのでお勧めですよ。
高松まで帰って来て子供たちに買ってきたものを配り家に着いたのは5時前。
けっこういろいろ回ったわりに走ったのは190キロくらい。
そして30℃を超えることも無く快適な1日でした。