きのう、7月最後の日曜日。
ふと思い立って、しまなみ海道生口島にある「平山郁夫美術館」に行って行ってきました。
大三島までは、年に1,2度行くのですが、なかなか多々羅大橋が渡れない。
だいぶ前にオープンしていたのですが、なぜか行けてなかったのでした。
暑いけど快晴。
出先で食事をするところを探すのは時間がかかったり、最悪「休み」などリスクが大きいので、多々羅大橋を渡ってすぐの瀬戸田PAにて昼ごはん。
いつ見ても多々羅大橋は美しい。
長いだけの明石大橋より僕は好きです。
この辺りは柑橘類の栽培が盛んで、名物というか一押しが「レモンラーメン」なわけですが、やや危険な香りもするので「タコ天丼」にしてみました。
タコと言えば明石とか下津井ですが、ここも当然大変美味しかったですよ。
そして、そこから20分くらいで「平山郁夫美術館」。
和風の建物も美しい。
門と塀のバランスもいいですね。
アプローチも長くとっていて期待が高まります。
こういうのしたいなあ。
ほぼデビュー作の「仏教伝来」。
これは複製で、ここまでは撮影可能なのでした。
反対側は庭園。
非常によく手入れされています。
外は33度。
中はヒンヤリしていて快適。
パンフレットA面。
パンフレットB面。
源為朝図は、画伯14歳の時のもの。
凄いの一言。
10歳当時の「絵日記」も圧巻です。
こういう人は「見た物を見たまま」に描けるらしい。
子供の頃から時間があれば絵ばっかり描いていたそうです。
飛びぬけた才能よりも「何よりもとにかく絵が好き!」というのが大成された大きな要因のような気がしました。
凡人は、これが出来ないんですよね。
あの薬師寺の大壁画のパイロット版のようなのとか、しまなみ海道の連作とか本当に素晴らしいです。
シロートあるいはプロでも、よく古民家なんか描いているヤツなんか、構造がでたらめでかつパースが狂っているのが大半なのですが、平山さんの絵は「構造的に見ても正しい」。
これは凄いことで、橋のつじつまも合っているし、街灯もキッチリ書き込んであって大変感動しました。
僕なんかが言うのも大変失礼なのですが、大変頭のいい方だったんだと思います。
やっぱり来て良かった。
大変感動いたしました。
心に栄養ですね。
小さな島なので一周して帰ることに・・・。
そこで凄いもの発見!。
なんと!。
湾の向こう岸の岸壁に「ナッチャンWorld」(Renaかも知れないけど)がいた!!。
確か青森~函館間に投入されて、あっという間に会社が倒産したという悲劇の船です。
オーストラリアで建造された「舶来品」です。
しかもウェーブピアサーという非常に凝った船型で、たぶん大変高価な超高速フェリーです。
なんでこんなところにこれが居るんだ!!。
かっこいいなあ!!!。
船好きの僕としては、超幸せな一日でした。