12日の土曜の夜、NHKのニュースを見ていたら地球深部探査船「ちきゅう」が高知新港に来ている、しかも明日までいるというので一人見に行ってきました。
「小学生か!」と言われそうですが、船好きとしては是非見ておきたい。
母港が清水港だし、ほぼ洋上にいるらしいしめったにないチャンスです。
「ちきゅう」はこの巨大施設の本「メガ!」の表紙も飾っている船です。
所属は海洋研究開発機構 (JAMSTEC)。
全長210m,57,000トン。
その辺の船と違って、よほど頭も良くないと乗れない船でもあります。
「ちきゅう」を見るのは実は今回が初めてではなく、10年ちょっとくらい前、玉野の沖、すなわち五色台の沖で試運転をしているのを偶然見かけております。
その時は、トレードマークの櫓もなく、ずんぐりむっくりの白い船体で「なんか変わった船やなあ」くらいの感じでしたが、商船には無い「スペシャル感」はビンビン伝わってきましたね。
その後、長崎に回航されて、あの巨大な櫓を設置したため橋をくぐれず2度と瀬戸内海には戻ってこれなくなったのでした。
天気がいいのでバイクで行こうかな・・・とも思ったけど愛車ゼファー750くん。
いまいち信頼性に欠けるので今回はパス。
高知新港に近づく前にすでに鉄塔が見える。
でかい!、かっけー!。
大きすぎてカメラに入りきらないので、帰りに近くの土盛りの上から撮ったものです。
船体中央付近。
非常に複雑。
貨物船とかタンカーとか客船とかこのくらいの「長さ」の船はそこそこ走ってるけど、こんなに派手な上部構造物を持つ船はいませんねえ。
「固まり」としてのド迫力があります。
クレーンもめっちゃでかいって言うかけた外れの大きさ。
こういうのは写真ではわかりにくい部分ですね。
実物を見られて本当に良かった。
船首部分。
ブリッジの前方上方にヘリポートというやけくそみたいな設計。
かなり上方が限られた視界で、なんか鬱陶しい感じですね。
まあ、航行も日本近海で、半年くらいは一点に留まるらしいからこれでいいんでしょうね。
ネットで見たら建造費は600億円らしい。
ものすごく高価だけど、22DDH「いずも」と比べたら半額くらい。
イージス艦の6割くらい。
なんか「こんなに大きくて複雑精緻だけど、そんなもんで出来るんや!」と実物を前にすると感嘆しますよ。
しっかり網膜に焼き付けて満足した後、南国IC近くの道の駅「南国」の風良里で遅い昼ご飯。
「鰹の漬け丼」でございます。
1,200円。
前にも食べたけど大変美味しかったです。
こういう観光地の満員のレストランで一人で食べていると変な感じ。
さて、その後「一人」なので南国ICには入らずそのまま国道32号線で高松へ帰ってみることにしました。
もうしょっちゅう高知には来ているけど32号線を使ったこと無かったのでした。
初めて走る32号線。
時刻は午後1時40分。
高知道だと南国ICから2、3回コーナーを曲がると右前方の山の上に見える2基の風車、その下へたどり着くだけで20分!。
この辺でやや後悔したものの、もうどうしようもないので先へ進みます。
「大豊町」へ入り「やっぱり大豊ICから帰ろうかな」と思っていたけどその大豊ICにさえなかなか着かない。
「大豊町」すごく広い!。
そして大豊ICまで来たのですが、ここまで来るとなんとなく「大歩危も近いんじゃないか?」と思い始め当初の予定とおりそのまま走ります。
天気もいいし、紅葉もぼちぼち始まっていて退屈はしない。
交通量もそこそこ多い。
この前買った「B'z」のアルバムから流れる「♪愛のバクダン、もっとたくさん落っことしてくれ~♪」とかいい感じです。
山奥の割に峠らしいものは高知の入り口にあっただけで徳島池田に向かってずっと降りていく感じが不思議。
道の駅「大歩危」より見た対岸の紅葉の様子です。
そう、まだたいして赤くなっていません。
すでに3時をまわり夕方ぽくなってきたので帰路を急ぐ。
結局この後、猪ノ鼻峠を超えて財田の道の駅でイチジクと苺のアイスを食べた後、満濃池の方へショートカットし、かつ綾川イオンから高松方面は混雑しそうなのでパスして府中湖PAから高速に乗って帰ってきました。
帰り着いたらちょうど5時。 290キロ。
普通に高速で帰ったら3時頃には着いていたので、下道だと2~3倍くらい時間がかかりますね・・・ということがわかった一人ドライブでした。
それと32号線沿いには開いているガソリンスタンドがほとんど無くてバイクで行かなくて良かった!とつくづく思ったのでした。