昨日の日曜日の話。
今日は長編。
天気もいいので友達とかねてから行ってみたかった「石鎚スカイライン」へ行ってみることにしました。
四国で一番高い石鎚山。松山から高松へ走っていたら冬なんか遥か向こうの上の方に白く輝いて見えていますよね。
かっこいいですよね。
高松港で9時に友達と待ち合わせ。
いざ「石鎚」へ。
松山ICを降りて砥部焼き会館を左に見ながら「久万高原町」へ。
ここから先は僕は初めてで友達も30年前に一度来たきりです。
オープン3周年で賑わっている道の駅「天空の郷 さんさん」で石鎚スカイラインへの行き方を教えてもらい、そこから200mくらいの交差点を左に曲がりまず「面河渓谷」へ向かうことにしました。
なぜならネットでも石鎚スカイラインに目標物を探せずナビに入力できなかったのでした。
そのスカイラインの終点にあるという国民宿舎を目標にスタート。
ちょっと走って「古岩屋」というところの旅館で昼ごはん。
名物という「雉ソバ」を食べる。
見た目がもう一つだったけど、甘めのダシで美味しかった。
ただ煮込みまくっているので「ニワトリ」とそんなに変わらない。
もっとも「煮込んでない」ジビエは怖くて食べられないけどね。
けっこう走って面河渓谷に到着。
そこそこ有名なわりに誰もいません。
めっちゃきれいな水でしょ。
こんなでも深さ3~4mくらいあるんじゃないかな。
たとえカッパがいても隠れられないですね。
この辺はまだ桜が咲いております。
面白いことに、V字谷の底のせいかナビにGPS電波が届かなくなり一時的に目標位置をロスト。
こんなの初めて。
仕方ないので看板を頼りに再スタートです。
どうせ一本道なのでこれでいいのだ。
終点まで17キロだそうです。
まだ雪の残っている「スカイライン」という名前とは裏腹に狭い林道みたいな道をざっと40分走って「石鎚スカイライン」の終点に到着。
高松から244キロ。
途中、車とほとんどすれ違わなかったのでここも誰もいないのかと思ったら上は車やバイクでいっぱい。
みんな「徒歩」で石鎚山頂へ行ってるらしい。
なんと「自転車」で来ている強者もいてびっくりさ。
めっちゃ元気やなあ!と友達と感心する。
ここで12度で無風。
下は21度だったので「やや肌寒い」感じかな。
まあ、石鎚山頂はそれなりだろうけど、去年4月29日の「剣山山頂」は「気温2℃!で持ってるスマホが吹っ飛ばされそうなほど笑っちゃうくらいの強風」だったのでそれに比べたら全然OK!ですね。
石鎚山頂。
この駐車場の標高が「1,492m」(いよのくに)らしいので1,982mの山頂まで500m登らなければならない。
・・・無理。
石鎚さんは山体全部が神様なので駐車場の展望台から拝み、家族みんなの健康とネコの長生きをお願いする。
この時点で午後2時。
出発からすでに5時間かかっていて来た道を帰るとなると4時間半くらいはかかりそう。
という訳で「西条」へ降りることにする。
・・・この判断が後に大変なことに・・・。
春になって「開通」したばかりの道を走り東へ向かう。
石鎚を左に見ながらぐんぐん高度を上げていく。
おそらく車で行ける四国で最も高い位置にある道路だと思う。
まあ僕らにはお似合いかな。
わかるかな?。
山頂よりやや下を真っすぐに通る道。
これをひたすら走る。
運転席側は「落ちたら死ぬで」みたいな道でその高度感に正直初めて「怖い」と思った。(B'zみたい)
もうなんか四国にこんな風景があったの?という壮大な風景が続く。
僕も友達も「なんか九州の阿蘇のあたりみたいやな」ということで意見が一致する。
いたるところに「落石注意」の看板。
こんなのがサンルーフに落ちてきたら「終わり」。
知らない間に高知に入っていた。
地方公務員の友達が言うには「町でこんな道よう管理出来んで」。
あんまり広いのも考え物やなあ・・・とか思う。
実はこの後がウルトラ大変!で「寒風山トンネル」の真上に到着しそれを北へ折れてすぐ、照明が無く重機を置きっぱなしの長く狭いトンネルを抜け、何年も手入れをしていない様子の道路を車の傷におびえながら延々と走って寒風山トンネルの北側にやっとのことで降りた。
いいかげん走ったあたりで「これで大丈夫かな?」と二人とも思ったんだけど道幅が4mあるかないかでUターンできるところも無く、たとえ高知側降りてもたぶん同じで,すっごく不安だったけど山頂から約45キロくらいを1時間40分かかってまあなんとか国道194号線という「普通の道」へ戻れました。
もし事故って電話するにも携帯の電波が来ていない。
けど「車載ナビ」は生きていて常に自車位置は把握できていたので「帰れる希望」になりこれは良かった。
本当に帰れて良かった。
全て石鎚さんのご加護ですね。
いい歳して無茶するもんじゃないなと、つくづく思った。
☜こんな感じ。
西条へ降りたおかげで松山へ帰るより結果として70キロくらいショートカットになった。
高松には5時15分に到着。
412キロ。
先にも書いたけど寒風山トンネルの真上の交差点から寒風山トンネルの北出口までの道は、ジムニーとかモトクロッサー以外なら止めといた方がいい。
頭上に覆いかぶさった樹木からの木漏れ日の道は目が眩んで極めて視界が悪く前が見えない。
ヘアピンの繰り返し、下りの激しいワインディングロードなので普通の女の子ならたぶん酔う。
ここ最近では佐多岬、宇和島、三朝温泉とすごく楽しかったけど、この石鎚さんから西条ルートはあまりお勧めではないですね。