「工務店の選び方」として4回ほどホント表面をなでる程度に書いてみましたがひとつ忘れてました。
まだ忘れているのがたくさんあると思うけどとりあえず「リフォーム」について書いてみます。
「リフォーム」と言っても非常に広範囲で、ちょこっとキッチンとかトイレを直すのから始まって「耐震改修」とか「屋根、外壁の改修」又はより付加価値を増す「リノベーション」、事務所から住宅になど建築基準法上の用途変更を伴う「コンバージョン」とかありますね。
まあ、50万円くらいまでの小工事ならどこでもいいんですが、200万円くらいからの中規模から上の工事なら
昔からやっている「地元の工務店」が一番だと思います。
実績を見て見るのもいいし、これももちろん「有資格者」のチェックはしてくださいね。
とかく「リフォーム」は難しい。
新築の方がはるかに簡単なので「新築」は、はっきり言うと建築に素人でも出来るわけ。
そしてリフォームは僕みたいに40年近くやっていても「壁や床」をめくってみないとわからない場合が実に多い。
しかも昔の大工や工務店はいいかげんなヤツが多く、当時そこそこ高かったはずの家でも結構むちゃくちゃしている。
それを「臨機応変」に対応する力があるかどうかが選ぶポイントなのですが、ここに魑魅魍魎が跋扈する「隙間」があるんですね。
訪販のリフォーム屋に頼んだばかりにえらい目に会ったなんか数知れず見てきたし、かといって「超大手」も油断ができない。
これは、そういう「超大手」のリフォーム部門の下請けをしている工務店の社長に聞いた話ですが
大手のコーディネーターのお姉ちゃん 「ここ、不便ですよねえ、柱、取っちゃいましょう!」
社長「二階が落ちてくるで」。
お姉ちゃん「やだあ、なんとかしてくださいよ」・・・・とかね。
それをその上司に訴えても「まあ、なんとかしてよ」で話にならない。
世の中、なんともならんもんがあるわけです。
階段付けたら1段が35㎝というなかなか面白いものが出来てお客さん激怒とか、「スロープ」が45度近くて滑ったら「死ぬ」仕様、ドアの可動範囲に障害物があって完全に開かないなどは聞きますね。
まあ、なんかあっても逃げないだろう・・・という消極的理由ですが「古くからやっている地元の工務店」ということになるんです。
それと「リフォーム」といっても予算次第なんですが、元の建物が古すぎてどうしようもない場合もあるし、鉄筋コンクリート造の建物の雨漏りは基本的に「完治しない」と思って間違いないです。
これはプロでも、どうしようもないんですよ。
(写真は先日たまたま見かけたタヌキです)