外壁タイル部分補修からあまりに浮きだらけで急遽「外壁タイル全面張替え」となった弊社建物。
その後です。
*タイル貼り仕上げの建物に住んでいる方々の参考になれば幸いです。
タイルを斫ったところ。
けっこうムラがあり接着不良な部分が多いのがわかります。
しかし、これって貼った直後では、まずわからないと思います。
施工時にはくっついていたはずですから。
下地のメース(押し出し中空セメント板)も薄いところは3ミリくらいしかなく、ちょっとノミがあたると穴が開くのでいたるところ穴だらけ。
これの補修も考えなければなりません。
「ピンが効かない」わけです。
サッシ廻りのバックアップ材もボロボロ。
20年の歳月に耐えられなかった様子。
肝心のシールもダメなので雨が漏りまくりなのが納得ですね。
と、いうわけで周辺の皆様にご迷惑をかけているのを大変申し訳なく思いながら工事を急いでいます。
うち会社から畑ふたつ向こうのRC中層マンションも同じように外壁タイルの補修工事をしていますが、そこもバルコニーの外側のタイルを大幅に斫っていて「大変やなあ」と同情を禁じ得ません。
RC造は鉄骨造とはけた違いに振動を伝えるので頭がおかしくなるくらいうるさいですからね。
参考までに。
高松はタイル貼りのマンションが多いのであと10年、20年経つともう大変な状況になるの間違いないですよ。
その頃になるとマンションの住人の間にも明確に格差が生まれてきて、すったもんだの大問題が出てくるのです。
うちは300㎡で会社だから何の問題も無いけど、数千㎡、住人多数となるとたいていまとまらない。
そして「現役?」の時、大きなお金を扱ったことが無い方は大ブレーキ又はクレーマーになる可能性が大きい。
(まあ、全体的に高収入な住人の多いマンションはやや安心かなあ・・・。お金のある人は嫌気がしたらさっさと出ていくから。)
高松には無いけど「タワーマンション」で雨が漏れだしたらどういう風に直すんだろう。
いずれにしてもこれから大変ですね~。
僕も事実無根、無いこと無いこと言われて怪文書まで回されて (相手がびっくりするほどバカで証拠を残しまくり。弁護士の先生、苦笑い) 酷い目に会ったので、うちの業務の一環でこういう改修工事のアドバイザーでもしようかな。