24日の日曜日、いい天気。
おじさん二人で紫雲出山(しうでやま)へ紫陽花を見に行ってきましたよ。
なんて枯れた趣味でしょう。
友人を乗せ高松港に接岸しようとしている内海フェリー。
狭い所でスピンターン。
いつも「ああっ、ぶつかる!」と思うのだけど当然ぶつからない。
バウスラスターを思いっきり吹かしながら
岸から5メートルくらいまで近づいてギリギリかわします。
普通にやってるけど、けっこう凄い接岸風景ですよ。
香川県は狭いというけど何気に遠い荘内半島、そして紫雲出山。
鳥坂ICから40分くらい。
僕も長いこと観音寺に来ていたけど、ここへ来るのは初めてです。
紫陽花が2000本くらいあるらしい。
予想はしていたけど駐車場はほぼ車で一杯。
空いていた駐車スペースは石垣の上が崖。
これでみんなここは避けたみたい。
誰かが上を歩いたりしたら、いつ何時でも石が落ちてきそうなので車をちょっと前進させて駐車。
まあまあの勾配の遊歩道を10分くらい登ったら大輪の紫陽花の「並木」。
正直、桜みたいにそんなに「うわぁ、きれい!!」な感じはないけどそれなりにきれい。
「花」の一つ一つが大きくて、うちの事務所のやつに比べると3倍くらいありますね。
紫陽花は、ほぼ全部「薄紫」ばかりだけど資料館の横に赤いのもありました。
これはきれい。
種類が違うのか、それとも造成時にここだけ別の土を入れた?。
全体に霞がかかって晴れているわりに遠くは見えない。
正面は粟島。
ここには昔「国立粟島海員学校」というのがあって小豆島からも行ってる人がいました。
ほんとに昔ですけど。
紫雲出山の由来。
弥生時代(2100年前)からこのクソ不便な所に集落があったらしい。
登るだけでもたいへんだけど下に比べたら「安全」だったんやろねえ。
海辺だと海賊の襲撃とかもあったのかもしれないですね。
山頂によくある三角点。
たぶんこの枡の中。
標高352mらしい。
屋島(約300m)よりちょっと高く小豆島(約800m)よりだいぶ低い。
資料館の中にある「銅鐸」。
祭器?。
鐘のように使うらしい。
たいした工具も無く、その辺に金属が転がっていた時代でもないのに薄く、かつ細かな彫刻が施されていて鋳造技術の高さがわかります。
僕らに「こんなのをその辺の材料で作れ」と言われても無理ですよねえ。
夏休みの自由研究とか文化祭で「銅鐸を作る」「三角縁神獣鏡を復元製作する」というのも面白いかも知れませんね。
竪穴式住居。
「住宅」の原点です。
雨に濡れず、外よりは乾いていて安全で暖かい・・・といった基本は押さえてますね。
素晴らしいですね。
十分に「紫陽花」を堪能したので下山。
ナビで見ると「すぐそこ」の「リード」というイタリアンレストラン」に行こうとしたけど「見当たらない」。
(あとで調べたら道路からちょっと奥へ入ってた)
じゃあ、三野町でラーメンでも食べようと走っていたら「富士の宮焼きそば」というのぼりを見つけたので行ってみました。
「和」というらしいけど
思いっきり「普通の住宅」。
駐車場は広いけど上り坂を「ひねりながら入って行く」感じになるので
誰かに見ててもらうと安心です。
待つこと40分で出てきた「富士の宮焼きそば」。
麺が半透明で平たい。
豚肉とイカとエビが入ったミックスで880円。
ただ、僕も友人も本物の「富士の宮焼きそば」を食べたことがないので、これが正解なのか、それとも間違っているのかわからないけど「普通に美味しい」焼きそばでしたよ。
おなかもいっぱいになったところで再び半島の西側に出て
最近「インスタ映え」で有名になった「父母ヶ浜」に行ってきました。
スーパー遠浅の白く美しい砂浜です。
子供が小さい頃はなんせ「安全」なのでよく来ていました。
その頃は当然「誰もいない、いても10人くらい」だったのに、今日は4~50人くらいはいるみたい。
ここに「インスタ映え」を発見!した人は偉いと思います。
ただの「砂州」に「エンジェルロード」と名付けて小豆島の一大観光スポットにしたようにね。
当然のことながら「ウユニ塩湖」に寄せるのは難しい。
あちらは水深3㎝くらいの「水面」が広がって、どこまでも「水平」なんだけど、ここは「砂浜」という現実。
しかもなんとなく想像していたより意外なことにその砂浜のデコボコが激しく、それなりに砂浜が映ってしまうんです。
無理があり過ぎるのだけどこれを撮っていて思ったのは
「できるだけ海に近い潮だまりで、できるだけローアングルかつ水に近づいて撮る」ということ。
やっぱり日暮れ間近の逆光で砂浜部分を暗く飛ばしてしまう・・・というのがポイントかも。
というわけで9時に出て2時前に高松へ帰ってきました。
160キロくらい。
シャワーを浴びてビールを飲んで昼寝するにはちょうどいい感じですね。